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【悪徳リフォーム業者の手抜き工事にご注意ください!】

2025年1月28日

先日の1月定例会で報告があったのですが、消費者の方が奈良県内に本社がある悪徳リフォーム業者の被害に遭われました。

昨年に奈良県瓦工事業協同組合は奈良県消費生活センターへの訪問活動を再開したのですが、消費者の方から消費生活センターへ相談があり、消費生活センターから瓦組合に電話があったので、組合員に依頼者のご自宅に行ってもらいました。

ご依頼内容は、「屋根の写真を撮影して欲しい」というもので、リフォーム業者の工事に不信感をお持ちのようでした。

組合員が見積りを見せてもらってから屋根に上がってみると、様々な点で工事の不備や手抜きがありました。

・地上や隣の家から見えにくい部分の棟漆喰の工事が行われていなかった。

・棟の面戸漆喰塗り直し工事で、台のし瓦(棟瓦の一番下ののし瓦)の下端いっぱいに漆喰が塗られており、雨水が切れない工事をしていた。(いずれ雨水を呼び込むことになり、雨漏りすることになります。)

・平部にコーキング材を塗っているが、雨水が流れる谷芯(流水面)まで塗られており、瓦の横の重なり部から入った雨水が排水出来ずに雨漏りに繋がる恐れがある。

依頼者の方は、今回の屋根点検の後、今後は弁護士に相談したいと言われていました。

良く知らない業者に屋根工事を依頼するのではなく、信頼できる奈良県瓦工事業協同組合にご相談ください。